選択と決断
わいは今二つの選択と決断に迫られている
どういった選択と決断かというと
2人の女性の選択と決断である
1人目の女性は
借金まみれの家出ねーやん
といったところか。
その子はとにかく愛に飢えている。
会ってそんなにも経っていないのに、
わいのことを好きと言い出す。
同い年にも関わらず、元モデルで、顔つきは蒼井優に似ている。
はっきし言ってわいもその感情に流されそうになったが今、冷静になって考えてみると
そんなお互いのこともっとよくも知らへんで
一時期の感情で付き合ってしもて
もし別れてしもて
後悔させてしもたりしたら
それは相手にとても失礼やし、男としてもダメダメだ。
なので、僕は友達の関係で今のところはいたいと考えている。
2人目の女性は
お金持ちのお嬢様ねーやん
といったところか。
この女性は私の塾の生徒なのだが、今日をもって塾を卒業する。
まさかの展開だが昨日、わいの授業が最後ということで、そのお嬢様ねーやんからプレゼントをもらった。
プレゼントは某ブランドのキーケースだった。
嬉しくてちょっと涙目だった。
わいは完全手作りのプレゼントをこしらえて渡す準備をしていたのに先を越されてしまった。
お嬢様ねーやんの家族とは親同士面識があり、家族としても関わりが深い。
お母さまはめちゃくちゃノリのいいエンターテイナーで、ぜひ一緒に全身タイツで仮面舞踏会を踊りたいところである。
しかし、
お嬢様ねーやんはかなりガードが硬く、
わいみたいな奇人のちんちくりんには
無理があるんちゃうかとおもて、
ちょっと引いてる、びびってる
せやけど!!せやけどや、
はっきし言って
お嬢様ねーやんとチャンスがあるなら
1人の女として君に惚れた。僕の生徒をやめるなら、僕の女になってくれないか。
て告白したい。
いや、させてくれないか。